無料のワナといっても、無料セミナーで詐欺にあうというようなことではありません。
自分の中のマインドセット、心構えと行動で生じる問題をさしています。
つまり、無料で提供されているコンテンツの質の問題ではなく、自分の心の中にあるワナなのです。
人は誰でも無料で役に立つ知識やノウハウを手に入れたいという思いがあります。
しかし、この無料という条件は、途中で止めてもなにも失わないというマインドになってしまうのです。
たとえば (1)地元で行われる1日4時間のネットビジネス構築セミナーを3000円で受講する場合と(2)東京で開催される3日間合計22時間で45万円のセミナーに参加する場合を想像してみてください。
まず第一に、(1)の場合であれば、風邪をひいてセミナーに行くのがきついなあとか思ってしまえば、失うものは3000円とセミナーをすっぽかすという信頼関係に傷がつくということになるでしょう。
それに信頼関係といっても、面識のないセミナー主催者ですから、アイドルのファンの集いに会費を払って参加するつもりが、風邪をひいたので行かなかったくらいの罪悪感しか持たないかもしれません。
要するに「参加しないのハードル」が低いということです。
それに比べて(2)の場合はどうでしょう。
東京のセミナーに参加する(ちなみに私は福岡在住)ために休暇も取った、飛行もホテルも予約した、45万円もカード決済した!となると、これはもちょっとやそっとの風邪くらいでは参加を止められないはずです。
相手との信頼以前に、時間とお金について失うものがもの凄く大きくなるからです。
これは「行かない」という選択を取らせない大きな力になります。
人間の欲求は、生命維持や安全安心(お金を含む)>社会的承認(信頼関係や仲間意識など)>自己実現という大まかな構造があります。
影響力の大きい方が満たされてはじめて影響力の小さい欲求に取り組むことができるのです。
セミナーに参加して自分は変わりたいというのは自己実現や社会的承認になります。
ここにお金という、より影響力の強い欲求が行動を促すことになるのです。
3日も休みを貰って交通費や参加費で60万円近く投資したのだから、元を取らなければ大変な損失になる!というマインドが生じることになります。
これは「行かない」の壁を乗り越える力になると同時に、「やらない」の壁も打ち破る原動力になります。
ここまでお金と時間を投資したのだから、「しないわけにはいかない!」というマインドになるということです。
一方、(1)つまり3000円のセミナーの場合は、やらねば大変な損失になるというマインでではなく、「またいつかすればいいや」というマインドになってしまいます。
結論は、人は痛みを感じる自己投資をしなければ行動しない!ということです。これが「無料のワナ」ということです。
私はそう思っています。ご意見がある方はコメントお願いします。